熊本大学「有用植物×創薬システムインテグレーション拠点推進事業」

UpRodとは

プロジェクト

事業化プロジェクト PJ2オリジナル天然物バンク関連事業

オリジナル天然物バンク関連事業業

1.社会に求められている薬を優先的に研究開発する!

  • 膨大な数の有用植物や微生物、海洋生物資源の天然物ライブラリー(天然物バンク)を販売します。また、これまでのインハウススクリーニングの結果を開示し、創薬研究開発をサポートします。

  • オリジナル天然物バンクイメージ
天然物バンクのサンプル
総数8,7842020年 9月 時点

2.天然物バンクの充実化と管理

  • オリジナル天然物バンクの特徴
    UpRodでは、微生物(放線菌、カビ、キノコ)、植物(生薬含む)、および海洋無脊椎動物の抽出物で構成されたオリジナルな天然物バンクを構築しており、学内外を問わず本バンクを活用したスクリーニングをサポートしている。
  • 天然物スクリーニング イメージ
  • 放線菌、カビ
    • 主に九州各地の土壌や干潟地帯から得た微生物で構成される
    • 2種類のカビを同じシャーレに播種した共培養(対峙培養)のエキスを収蔵
    • 微生物サンプルはUPLC-HRMSで分析し、主要成分を同定済(保持時間、UV吸収、分子量から推定)
  • 植物
    • 薬用植物・有用植物を中心とした植物エキスを収蔵
    • 採集植物は部位ごとに分けてエキス化
    • 市中で販売されるほぼ全ての植物生薬のメタノール抽出物を収蔵
    • 50%エタノールと水の抽出物も構築中
  • キノコ
    • 主に九州地方で得たキノコのメタノール抽出物を収蔵

3.天然物バンクを活用した、創薬・健康食品開発シーズを探求

UpRodが有する天然物バンクと創薬プラットフォームを基盤に、創薬・健康食品 開発のための個別研究を、研究室の枠を越えたチーム体制で実施しています。